面談にはどのような心構えで臨むべきか?
日本政策金融公庫からの融資であれ、信用保証協会付融資であれ、銀行のプロパー融資であれ、面談は必須です。
面談を制するものは融資を制す。それくらい重要なステップであることをまずは理解した上で押さえるべきポイントを押さえておきましょう。
謙虚な姿勢で面談には臨む
時折「こっちが借りてやるんだから」「借り手がいなけりゃ利益にならないんだぞ?こっちは客だぞ?」と言わんばかりの横柄な方がいらっしゃいますが、これはNGです。
これは借りる側なんだから下手に出ろ、と言っているのではありません。
融資においては貸す側も借りる側もイコールの立場です。
どちらが上、下の話ではなく、イコールな立場のビジネス取引なわけですから、極端にへりくだる必要もありませんが、横柄な態度に出るのは融資の面では何のメリットもありません。
相手も人間ですし、融資を実行すれば数年スパンの付き合いになるわけですから、不安を覚える態度を取られれば融資に対して後ろ向きになるのも当然の話です。
何より融資面談では「人間性を見られる場」でもあることを認識しておきましょう。
横柄な態度以外にも、派手で場をわきまえていない服装、遅刻などはマイナスになることを知っておいてください。
事業計画に関しては自信を持って
横柄な態度はいけませんが、事業計画に関する説明や、担当者からの質問に対してオドオドを自信なさげに話されては貸す方も不安になります。
事業計画に関しては根拠をもって堂々と。聞かれたことに関しては何を聞かれても大丈夫なくらいに準備をしておき、ご自身の言葉で語るようにしましょう。
しどろもどろになったり、事業計画書に書いていることすら説明できないようでは「これ本当に自分で書いたんですか?」と疑われることになります。
専門家に依頼してどんなに立派な事業計画書を用意して面談に臨んでも当の本人が何も理解していなければすぐに面談でバレますのでご注意ください。それで融資を断られているような方もたくさんいます。
担当者は味方である
時折、担当者と喧嘩してしまう方がいますが、担当者は味方です。味方と思って付き合わなければなりません。
中には相性が合わない、細かいことをいろいろ要求してくる、態度が気に食わないなど理由があるかもしれません。
しかしながら、担当者と喧嘩してしまってはご自身の融資も断たれるわけですから、多少の我慢も必要です。(あまりにひどい場合には担当者変更を願い出てみてください。)
あなたが急ぎ融資をしてもらいたくても、融資担当者は手順に沿って細かいこと言わないといけない場合もありますし、上司から言われて追加書類を要求しなければならないこともあります。
それもこれも仕事ですし、融資を通すため、あなたのためにやっていることでもあるのです。(断るなら門前払いや早々に難しいと断ることだって出来てしまうのですから・・・)
イライラしてバトルをしてしまっては完全に逆効果です。
融資申請においては、担当者と二人三脚で成功させる!くらいの気持ちで臨んで頂きたいと思います。