連帯保証人とは?
借金などの債務について、債務者と共に連帯して債務の負担をする人を連帯保証人と言います。
主債務者による返済が不可能になった際、代わりに返済義務を負わなければならない点では保証人と同じですが、大きな違いは以下の点です。
- 債権者が請求してきた場合に、「まずは保証人に請求してください」というようなことが言えず、実の主債務者と同等の債務責任を負わなければいけない
- 財産があることを理由にそちらを先に返済に充ててもらうよう主張することができない
- 主債務者と頭数で割った債務のみを返済すれば良いというわけにいかず全額の返済しなければならない(ただし、本来返済すべき債務以上の責任を負う必要はありません)
債務の返済についてほぼ主債務者と変わらない責任を負うことになるため、連帯保証人は通常の保証人とは比べものにならない重責が課せられます。
そのため自分が連帯保証人になる場合、誰かに連帯保証人になってもらう場合いずれにおいても、充分熟考したうえで引き受けたり依頼したりする必要があります。
他者を巻き込む債務関係の問題において最も多いのがこの連帯保証人に関するものであるため、人間関係に問題を生じないようにするためにも依頼、引き受けについては事前に両者が充分心得ておく必要があります。