与信・信用情報とは?
与信とは、商取引を行っていくにあたり取引相手に対して信用を与えることを言います。
商品を販売する際、品物を先に渡しその代金は後ほど回収するといったことはよく行われますが、このように相手先に対し信用を与えて品物の代金の回収を先送りにするようなやりとりのことを与信、与信取引といいます。
また取引先の経営の状態に応じて取引が可能かやその規模を検討することを与信管理と言い、万が一取引先が倒産した場合は見込みの収入分である売掛金や手形などの金額分が損失となりますから、この残高をコントロールして信用枠を調整します。(これが出来ていないとよくニュースで聞く「連鎖倒産」の憂き目にあいます。)
与信管理において大切なのが信用情報です。
信用情報とは現在の取引先の経営状態などの客観的な事実を参考にすることがほとんどですが、個人間の場合は相手の人柄などが考慮されることもあります。特に個人零細企業ではその傾向が顕著です。
この信用情報が充分でなければ、取引の規模が小さくなったり条件が厳しくなったりと大きな影響を及ぼすものなので、取引先の信用情報はもちろん自身の信用情報はしっかり把握していかなければなりません。
当然金融機関などから融資を受ける時なども、この与信と信用情報は自身に大きな影響を与えることになります。
個人の信用情報機関は指定信用情報機関のCIC、全国銀行協会の全国銀行個人信用情報センター、 窶捌ICC(日本信用情報機構)が主です。
最近では、インターネット上でスマホでも個人の信用情報開示が可能になっています。