デューデリジェンスとは?
デューデリジェンスは、M&A(企業買収)の際に、その企業の資産価値や買収の適正度を総合的に評価するための手続きや調査を言います。
企業買収や合併の際には実施されることが多く、この段階で買収の可否や買収金額の有無、企業合併におけるリスク・リターンなど、様々な要素が決定します。
しかし、デューデリジェンスは多岐に渡る意味を含んでおり、買収・合併先企業によってどのような点を評価されるかは異なります。
大まかにデューデリジェンスを分けると、財務・法務・人事・税務・ビジネスの5つに分類できます。
企業価値を測る上で重視されているのが財務デューデリジェンスで、買収金額などを決める際には最も重要なファクターとなります。
ただし、他のデューデリジェンスも考慮されており、これらを総合的に判断した上で買収や合併の有無が決定されます。
例えば財務状況が良好な企業でも、法務や人事に問題があれば、企業価値は落ちてしまいます。
金融機関が引受や融資を行う際も、このデューデリジェンスが重視されています。
最終的な貸し付けリスクを決めたり、融資の可否に影響する場合もあります。企業の価値そのものを評価する手続きですので、デューデリジェンスを実施された際は動向に注意しましょう。