証書貸付とは?
銀行からの融資形態の一つに証書貸付があります。証書貸付は銀行から融資を受ける際の基本的な方法で、法人が銀行からお金を借りる際にはこの方法が用いられます。
信用力が高い法人であれば、証書貸付による高額融資を受けることも可能です。法人が証書貸付を利用する場合、申込書に必要事項を記入します。
必要事項には法人代表者の氏名や住所、事業内容、売上、事業規模などの情報を記入する必要があり、全ての項目を記入し終えた段階で代表者が署名捺印を行ない申込書の提出を行います。証書貸付が効力を発揮するようになるためには、契約者となる法人の署名と捺印も必要です。
証書貸付を利用する場合、法人は連帯保証人を設定します。ちなみに連帯保証人は信用保証協会がなるケースが多いです。
銀行側は申込書を受け取った後で必要な審査を行ないます。貸付条件を満たしている場合、銀行は融資を行ないますが、融資を行なう際に証書に貸出金利や債務の返済方法に関する情報を記載します。双方が融資条件に同意した時点で契約が成立し、融資を実施します。
証書貸付を利用する場合、債務者(融資を受ける側)は分割で債務の支払いを行ないますが、返済期間は長期にわたる場合が多く、返済計画を立てる必要があります。